中学生の科学実験教室

中学生の科学実験教室

2017年度

2017年8月10日開催

テーマA

楽しいディジタル電子工作(最大受け入れ人数:12名)

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最近は殆どの身の回りの電化製品にディジタル電子回路が内蔵されています。 そして、それらにはマイクロコンピュータ(マイコン)と呼ばれる、コンピュータの機能を1つのICに凝縮したものが広く用いられています。 このテーマでは、PICマイコンを用いて、電子ルーレットや電子オルゴールを作りながら、身近に使われているディジタル電子回路の仕組みを楽しく理解します。

テーマB

味覚センサーを作って世界のナンバーワンを体感しよう(最大受け入れ人数:8名)

 

砂糖牛乳に麦茶を入れるとコーヒー牛乳に早変わりするうわさをあなたは知っていますか? それ本当なの!舌にならって世界で初めて創り出した(九州大学・都甲潔教授)日本が誇る味覚センサを使えばそのうわさは本当なのか一発でわかります。 このセンサを自分たちで作って、いろんな飲み物をはかってみましょう。 ナンバーワン&オンリーワン&フロムジャパンの味覚センサを初体験して科学の世界でトップになるすごさ・すばらしさを実感してください。

テーマC

センサロボットを作って対決しよう(最大受け入れ人数:12名)

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匂いや光を検知するセンサで動くロボットを作り、みんなが作ったロボットの能力を競います。 まず、匂いセンサ電子回路を作り、あなたの感覚と比べることで、センサについて学びます。 次に、匂い・光と色・触覚センサをロボットに搭載し、ロボットに感覚を与えます。 センサで周囲の状況を判断してロボットを動かすプログラムはコンピュータで組みます。 センサロボットとプログラムを工夫して、匂いや色を的確に判断し、動作するロボットを作りましょう。

テーマD

ポータブルヘルスクリニック(医療施設が不足している地域でも使える遠隔医療システム)を体験してみよう(最大受け入れ人数:10名)

 

1日ポータブルヘルスワーカー(医療スタッフの疑似体験)をしてみませんか?
私たちは、被災地・過疎地(医者のいない地域)で、誰でも使えるようなポータブルクリニックシステムを開発しています。 このシステムを使って、簡単に病気かどうかを診断できます! 今回の体験では、実際のデバイスを使って、まず健診を行います。 そしてその医療データを遠くにいる医療専門家に送って、処方箋をもらうまでを体験してみましょう!

テーマE

3Dホログラムの秘密(最大受け入れ人数:4名)

 

世の中に広く普及しているホログラム(ホログラフィ)は、「光」の基本的な性質を理解する上で有用なツールでもあります。 本企画では、レーザー装置と実験キットを用いて、記録・現像から3次元像の再生までを体験してもらうことで、一連の作業に関わる諸々の基本的な原理と理屈を理解してもらうことを主眼とします。 撮像してみたい物があれば持ち込みは可とします(大きさは5センチ程度を推奨)。

テーマF

UMLモデリングによるシステム開発:プログラムを書かないロボット制御(最大受け入れ人数:10名)

小型ロボットを対象にシステム開発を体験します。 ここでのシステム開発では、一切プログラムを書きません。 その代わり、□や→などの記号を組合せた絵を描きます。 この絵が、ロボットの設計図になり、動きの指示書になります。 □や→を組み合わせるルールを学習した後に、ロボット設計の第1歩として荷物を運ぶロボット、第2歩としてゴールで停止するロボット、第3歩として線に沿って走るロボット、そして第4歩として障害物競走をする対戦型ロボットを開発します。

テーマG

サイバー攻撃体験(最大受け入れ人数:8名)

 

九州大学サイバーセキュリティセンターに設置してあるサイバーセキュリティ人材育成用の仮想空間上でサイバー演習のできる装置を用いたサイバー攻撃を体験します。 この体験を通じて情報ネットワーク機器に対するサイバー攻撃の仕組みを理解し、サイバー攻撃の対策についてメンバー全員で話し合います。

 

テーマH

ゲームを通して、暗号を知ろう(最大受け入れ人数:30名)

情報セキュリティに少しでも興味を持ってもらうため、まずは紙を使ったグループワークから暗号技術に触れてもらおうと考えている。 その後、ヒントをもとに暗号を解読し、目標を達成するゲームに挑戦してもらい、ヒントの有無によって暗号の解読の難しさの違いについて知ってもらえればと考えている。 最後に、現在の暗号技術の仕組みと暗号作成の難しさを知ってもらえればと思う。

 

テーマI

「風で電気を作ろう!!」〜風力発電機を作って発電のメカニズムを学ぼう〜(最大受け入れ人数:6名)

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風の力を用いて発電する風力発電は、利用時にCO2を発生せず、地球温暖化対策として重要であると同時に、エネルギー自給率の向上や化石燃料調達コストの抑制などの点からも、その導入普及が求められています。 このコースでは、風力発電機作りにチャレンジします。 永久磁石とコイルを使った発電機作製を体験しながら、電気を作る原理について学んでいきます。

 

テーマJ

GAMEでアルゴリズムを学ぼう(最大受け入れ人数:25名)

 

現在のIT社会は、種々多様なロジック(アルゴリズム)で構成されています。 アルゴリズムを学ぶ事は、よりよい考え方を身につけると同時に楽しい体験や気づきにつながります。 本実験はGAMEを通して参加者にアルゴリズムの簡単な導入から、深く考える事の意義を感じていただくことを目的とします。 また実験ではコンテストの形式をとり、多人数で楽しめる企画を用意しています。

 

テーマK

発電する窓を作ろう(最大受け入れ人数:6名)

 

物質が光エネルギーを吸収し、電子を放出する光電効果を利用して、太陽電池は光エネルギーから電気を生産することができます。 このコースでは、多様な色の色素増感太陽電池を作りながら太陽電池を楽しく学びます。 未来の皆さんの部屋の窓になるかも知れないこの太陽電池を直接作って、どのぐらい電気を生産するかを確認してみませんか?