中学生の科学実験教室

中学生の科学実験教室

2019年度

2019年8月9日開催

テーマA

楽しいディジタル電子工作(最大受け入れ人数:10名)

photo

最近は殆どの身の回りの電化製品にディジタル電子回路が内蔵されています。 そしてそれらにはマイクロコンピュータ(マイコン)と呼ばれる、コンピュータの機能を1つのICに凝縮したものが広く用いられています。 このテーマでは、PICマイコンを用いて電子ルーレットや電子オルゴールを作りながら、身近に使われているディジタル電子回路の仕組みを楽しく理解します。

 

テーマB

センサロボットを作って対決しよう(最大受け入れ人数:10名)

photo

匂いや光を感じるセンサを持つロボットを作り、みんなが作ったロボットの能力を競います。 まず、光センサや匂いセンサ電子回路とあなたの感覚と比べることで、センサについて学びます。 次に、匂い・光と色・触覚センサをロボットに搭載し、ロボットに感覚を与えます。 センサで周囲の状況を判断してロボットを動かすプログラムはコンピュータで組みます。 センサロボットとプログラムを工夫して、匂いや色を的確に判断し、動作するロボットを作りましょう。

 

テーマC

「風で電気を作ろう!!」〜風力発電機を作って発電のメカニズムを学ぼう〜(最大受け入れ人数:8名)

photo

風の力を用いて発電する風力発電は、利用時にCO2を発生せず、地球温暖化対策として重要であると同時に、エネルギー自給率の向上や化石燃料調達コストの抑制などの点からも、その導入普及が求められています。 このテーマでは、風力発電機作りにチャレンジします。永久磁石とコイルを使った発電機作製を体験しながら、電気を作る原理について学んでいきます。

 

テーマD

レーザー光で絵を描こう(最大受け入れ人数:8名)

 

レーザービームをレンズで小さな点に集めると大きなエネルギーが1点に集まります。 このエネルギーを利用すると金属や半導体を一瞬で溶かしたり、蒸発させることができます。 レーザーのエネルギーをコントロールすることで板の表面に1ミリよりも小さなサイズの こげ跡を作ることもできます。この性質を利用して、レーザーとパソコンを使って 木材板の表面に自分の好きな絵を描く実験を行ないます。

 

テーマE

ゲームを通して、暗号とプログラミングを知ろう(最大受け入れ人数:14名)

 

情報セキュリティに少しでも興味を持ってもらうため、まずは紙を使ったグループワークから暗号技術に触れてもらいます。 その後、ヒントをもとに暗号を解読し目標を達成するゲームに挑戦してもらい、ヒントの有無による暗号の解読の難しさの違いを認識してもらいます。 最後に、現在の暗号技術の仕組みと暗号作成の難しさを理解してもらえればと思います。

 

テーマF

プログラムを書かないドローン制御(最大受け入れ人数:10名)

小型の室内用ドローンを対象にプログラミングを体験します。 ここでのプログラミングでは、一切ふつうのプログラムを書きません。 その代わり、□や→などの記号を組合せた絵を描きます。 この絵が、ドローンを制御するシステムの設計図になり、動きの指示書になります。

 

テーマG

プログラミングを通してアルゴリズムを学ぼう(最大受け入れ人数:14名)

現在のIT社会は、種々多様なロジック(アルゴリズム)で構成されています。 アルゴリズムを学ぶ事は、効率良い手順を発見するための考え方を身につけられるのに役立つと同時に,行動の改善につながります。 本実験では,ブロック型の教材や、Webの教材を利用して参加者にアルゴリズムの簡単な導入から、深く考える事の意義を感じていただくことを目的とします。 また実験ではコンテストの形式をとり、多人数で楽しめる企画を用意しています。

 

テーマH

無線通信システムを自作してみる(最大受け入れ人数:10名)

テレビ、ラジオ、携帯電話等、無線通信システムは現在の私たちの日常にありふれた技術となっていますが、実際にどのような仕組みで動いているのかを知ってもらう機会はあまりありません。 このテーマでは無線通信システムを自作してもらい、私たちの周りを飛び交う電波を使った無線通信技術の一端を学んでいきます。

 

テーマI

見て、触って、感じる。静電気を体験しよう!(最大受け入れ人数:6名)

冬場のパチパチ君や夏場に発生するカミナリあるいは蛍光灯の光は、様々な静電気現象の一部です。 このテーマでは、静電気実験に関する装置を工作し、電気を「作る」「蓄える」「放出する」「触る」ことによって静電気現象を体感します。 また、大学の大掛かりな実験装置を用いて人工的な「カミナリ」をドカーンと発生させてみましょう。 迫力満点の静電気を体験して下さい。

 

テーマJ

光から電気を作る太陽電池を作ってみよう(最大受け入れ人数:10名)

火力発電・原子力発電等の従来のエネルギー源に代わって太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーが注目されています。 太陽電池は光電効果という現象を利用して光のエネルギーを電気に変えることができます。 このコースでは、太陽電池のひとつである色素増感型太陽電池を作りながら、太陽電池を楽しく学びます。 また、プラズマ技術で作られた太陽電池についても学び、人類が直面するエネルギー問題について考えていきます。