中学生の科学実験教室

中学生の科学実験教室

2015年度

2015年8月12日開催

テーマA

電子楽器テルミンを作って演奏してみよう(最大受け入れ人数:4名)

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テルミンは、抵抗やコンデンサ、コイルを用いて構成される電子楽器として世界で最初に生まれたものです。その演奏方法は独特です。奏者は、本体に触れることなく、空間中の手の位置を変えることで音程を変化させます。また、その音は、演奏する人の体格や楽器の置かれた環境などで変わります。
このテーマでは、テルミンの簡易版を製作し、その演奏を体験します。

 

テーマB

レーザーを使って絵を描こう(最大受け入れ人数:7名)

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レーザービームをレンズで小さな点に集めると大きなエネルギーが1点に集まります。このエネルギーを利用すると金属や半導体を一瞬で溶かしたり、蒸発さることができます。レーザーのエネルギーをコントロールすることで板の表面に1ミリよりも小さなサイズのこげ跡を作ることもできます。この性質を利用して、様々な材料の板の表面にレーザーとパソコンを使って自分の好きな絵を描く実験を行ないます。

 

テーマC

GAMEでアルゴリズムを学ぼう!(最大受け入れ人数:25名)

 

現在のIT社会は、種々多様なロジック(アルゴリズム)で構成されています。アルゴリズムを学ぶ事は、よりよい考え方を身につけると同時に楽しい体験や気づきにつながります。本実験はGAMEを通して参加者にアルゴリズムの簡単な導入から、深く考える事の意義を感じていただくことを目的とします。また実験ではコンテストの形式をとり、多人数で楽しめる企画を用意しています。

 

テーマD

「風で電気を作ろう!!」〜風力発電機を作って発電のメカニズムを学ぼう〜(最大受け入れ人数:6名)

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風の力を用いて発電する風力発電は、利用時にCO2を発生せず、地球温暖化対策として重要であると同時に、エネルギー自給率の向上や化石燃料調達コストの抑制などの点からも、その導入普及が求められています。このコースでは、風力発電機作りにチャレンジします。永久磁石とコイルを使った発電機作製を体験しながら、電気を作る原理について学んでいきます。

 

テーマE

センサロボットを作って対決しよう(最大受け入れ人数:8名)

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匂いや光を検知するセンサで動くロボットを作り、みんなが作ったロボットの能力を競います。まず、匂いセンサ電子回路を作り、あなたの感覚と比べることで、センサについて学びます。次に、匂い・光と色・触覚センサをロボットに搭載し、ロボットに感覚を与えます。センサで周囲の状況を判断してロボットを動かすプログラムはコンピュータで作ります。センサロボットとプログラムを工夫して、匂いや色で相手を的確に追いかけるロボットを作りましょう。

 

テーマF

味覚センサーを作って世界のナンバーワンを体感しよう(最大受け入れ人数:8名)

 

砂糖牛乳に麦茶を入れるとコーヒー牛乳に早変わりするうわさをあなたは知っていますか?それ本当なの!舌にならって世界で初めて創り出した(九州大学・都甲潔教授)日本が誇る味覚センサを使えばそのうわさは本当なのか一発でわかります。このセンサを自分たちで作って、いろんな飲み物をはかってみましょう。ナンバーワン&オンリーワン&フロムジャパンの味覚センサを初体験して科学の世界でトップになるすごさ・すばらしさを実感してください。

 

テーマG

楽しいディジタル電子工作(最大受け入れ人数:12名)

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最近はほとんどの身の回りの電化製品にディジタル電子回路が内蔵されています.そして,それらにはマイクロコンピュータ(マイコン)と呼ばれる,コンピュータの機能を1つのICに凝縮したものが広く用いられています。このテーマでは,PICマイコンを用いて,電子ルーレットや電子オルゴールを作りながら,身近に使われているディジタル電子回路の仕組みを楽しく理解します。

 

テーマH

発電する窓を作ろう(最大受け入れ人数:6名)

物質が光エネルギーを吸収し、電子を放出する光電効果を利用して、太陽電池は光エネルギーから電気を生産することができます。このコースでは、多様な色の透明な色素増感太陽電池を作りながら太陽電池を楽しく学びます。未来の皆さんの部屋の窓になるかも知れないこの太陽電池を直接作って、どのぐらい電気を生産するかを確認してみませんか?

 

テーマI

ポータブルヘルスクリニック(医者不足の地域でも使える遠隔医療システム)を体験してみよう(最大受け入れ人数:8名)

1日ポータブルヘルスワーカー(医療スタッフの疑似体験)をしてみませんか?
私たちは、被災地・過疎地(医者のいない地域)で、誰でも使えるようなポータブルクリニックシステムを開発しています。このシステムを使って、簡単に病気かどうかを診断できます!今回の体験では、実際のデバイスを使って、まず健診を行います。そしてその医療データを遠くにいる医療専門家に送って、処方箋をもらうまでを体験してみましょう!